559 :名無しさん@おーぷん 2014/12/04(木) 22:55:02 ID:3dD
正月に某県にある実家に帰省してると、実家近くに住むイトコが訪ねてきた。
東京にある大学に受かったのだという。
「おめでとう」とか「○○大の○○キャンパスならうちの会社と近いよー」
とか言ったのだがイトコの顔が浮かない。

聞けば平山なんとかというホラー作家の本をたらふく読んで、東京が怖くなったという。
東京で独り暮らしなぞ始めたら、都会に隠れ住むサイコ野郎に杀殳されるようなひどい目に
必ず遭うんじゃないか、と。

「そんなことはない、ひどい暴力に遭う人が多数派だったら誰も住まない、自分も5年東京
に住んでるが、杀殳されかけたりサイコとエンカウントもしたことない」と言ったが、聞く耳持たず、
デモデモダッテと本で読んだ東京の恐ろしさを力説する。

母が「美味い雑煮出来た」「熱燗ついた」と呼んでるのに、どうでもいいクソ作家のクソ本の内容を
延々聞かされ、もう面倒になり
「みんなには内緒だが、東京は怖い街だ。その本の通りだ。東京に住んでて変タヒ体を見たことない人
などまずいない。都民は人を杀殳す都民とこれから杀殳される都民の2種類だけだ。お前も生き延びたければ
覚悟しておけ」
と声をひそめて、うそぶいた。

イトコは「やっぱり」という顔で帰って行った。
後で東京の大学への進学を辞めて、浪人して一ランク下の地元近くの大学に入ったと聞いた。

3年後に法事で会ったら、襟首つかんで「嘘つき」と言われたが、「知るか」と言った。
560 :名無しさん@おーぷん 2014/12/04(木) 23:32:34 ID:hJo
やっぱす東京は怖いとこだべさー
562 :名無しさん@おーぷん 2014/12/05(金) 00:24:33 ID:yhh
>>559
いとこ、勉強は出来ても頭足りない馬鹿だったんだね